戦艦榛名 真鍮製【ブラックニッケルメッキ】ドックタグストラップ/キーホルダ再販します。

2021年9月18日all,商品紹介,新作

お待たせしています。ガンメタリックに輝く、戦艦榛名真鍮製ドックタグを再販します。

今日は少し長い文章になります。

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ドックタグ表に金剛型戦艦 榛名 側面イラストを精密に刻印しています。

この刻印はコンピューター制御で彫刻していますが、線画あまりに細く、レーザー加工機ではこの手の金属メッキ品に刻印することが出来ないそうです。

というのが、真鍮製のドックタグを真鍮板から切り出すことを依頼したくて、とある企業に相談しました。

福岡にある、金属をレーザー精密加工が出来る数億円もかかる九州に一台しか無いという機械を所有している企業様なのですが、応対してくれた方がびっくりされたのです。

「弊社のレーザーでもこんな細かい加工は出来ない」

金属加工のプロがおっしゃっているので凄いことなのでしょうけど、こちらは当たり前に彫刻しているのでその凄さが解っていません。

もちろん苦労はあります。 金属の平滑性は工業品であっても表面の凹凸はかなりあるのです。 猫・工・艦 の彫刻機械はローランドDG社の「EGX-350]で刻印しています。

精度は0.01mm単位で彫る深さを調整出来ます。 この0.01mmは紙より厚みが薄いのです。 この精度で真鍮製のドックタグ表面から0.02mmの深さで彫刻しています。

もちろん、表面は触っても、見ても判らない程度に凹凸があります。特に打ち抜き(パンチング)されていますので周辺は中央部より下がっているのです。

これはどうなるかといえば、中央部の表面を0mmとした場合、周辺は中央部の表面から、0~0.02mmヘタをすると0.04mm程度下がっている。解りやすいいえば中央部から0.04mm程度へこんでいるのです。

このため、中央部は上手く彫れても、周辺は0.02mmの深さ以上にへこんでいれば彫れません。 ここが「腕の見せ所」なのです。

一番深いへこんでいるとこが、0.04mmなら、最初から0.04mmを表面の高さとして、さらに0.06mm削ればよいのではと考えてしまいますが、深く彫ると線画が太くなってしまい、もちろん削っていますので、「バリ」が発生します。 これは作品の品質および、価値を下げてしまします。

では、どのくらい細かいかと言う点を、画像にて説明さて頂きます。

写真には榛名のドックタグと、愛用のぺんてる「GRAPHLET0.4」 製図用の0.4ミリシャープペンシルです。

精密榛名

そのシャープペンシルの芯 0.4ミリと比較しています。

艦橋詳細榛名精密

お分かりでしょうか。0.4ミリのシャープペンシルの芯の幅から言えるのは、戦艦榛名の窓枠が0.4ミリの芯幅に収まっています。

この0.4ミリの幅があれば、画像からみて解るように数本の線が引けそうです。(彫刻ですが)

これが、0.06ミリも彫ると、V字カッターでほりますので、カッター幅が0.2ミリ位になってしまいます。こうなるとまったく図柄がキレイに彫れなくなってしまいます。

この彫刻には、大変苦労が伴います。 いちど決定した表面高さで彫刻すると、凹凸の関係で、わずかしか削れす、再度高さ設定しなければならないなど、一枚のドックタグ表面でも数回の表面Z軸(高さ)原点調節を行います。

これによって、「榛名」の文字、「戦艦榛名」のイラスト部分、「URL」それぞれの高さを再調節して平均的に美しく彫れるように調整し時間を掛けてゆっくり彫ります。 もちろん、高速でバリバリ彫ることも出来ますが、仕上り品質は劣ってしまいます。 あくまでもゆっくり彫ります。

さて、そんなドックタグですが、苦労もあります。

なんども高さ調整を行う為にミスも多発します。 このドックタグ たった一枚で博多長浜ラーメンが食べられます。 そしてなんとお釣りさえもらえます。

これでラーメンセットになってしまいます。 もちろん、ストラップや工作時間における工賃はその中に含まれていません。

そんな貴重なドックタグですが、切削深さが若干深いだけで不良品になってしまいます。 もちろん、お届けしているのは「確実に綺麗に美しく刻印出来た世界にたった一枚のシリアルNOをもつドックタグ」をお届けしています。

では、それを実際に見て頂いた方の反応はといいますと。

福岡でのイベント(5月のヤフオクでドーム)で販売した時の事です。

猫・工・艦のドックタグを初めて見た方が、「びっくりした、こんなに精密に彫ってあるなんて!」

そう言って頂けます。ありがたいな~って思っていたら「軍艦好きなんです。アクセサリー欲しかったけど格好いいのが無くて探してました!買います!」

・・・・・・ へ? 買うんですか?  え?え~~~~~~

それは猫・工・艦に、とって「カルチャーショック」でした。 なぜか。 ほとんど女性の方だったからなのです。

艦これの艦娘なら、解ります。女性が買っていくのも! いえ猫も買いますヨ!艦娘なら。

こちらは「リアルな艦艇」です。 ですので先のお話は男性の反応としてのシーンを想像していました。

ちなみに、この日はもの作り師匠と一緒でしたので、その師匠の「目が点・・!」となっていたのも印象的でした。

そんな艦艇ドックタグ 今回は、男性に評判のよいガンメタリック風に輝くブラックニッケルメッキモデルの戦艦榛名を再販します。

(とはいえ、イベントでは女性もブラックニッケルメッキモデルを買って頂きました)

DSCF1305

裏面は金メッキタイプと同じ内容の「諸元」値を刻印しています。

もちろん、シリアルNOも一枚一枚刻印しています。 (ただし、とても小さく彫っています)

ここで実際に艦艇ドックタグをお迎え頂いた提督様の声を紹介します。

榛名ではありませんが、艦艇シリーズ 戦艦長門真鍮製ブラックニッケルメッキドックタグストラップを

お迎え頂いた提督様から頂いたコメント(Twitter)です。

※ 画像内容、使用許可を頂きました。 長門名刺サイズとポストカードのオマケ付きでした(笑 これは額縁に飾って頂くものです。

スクリーンショット 2014-06-20 10.25.29

※ 画像は、戦艦霧島(金メッキ版)の画像です。これが「BB_HARUNA-XXXXXXB」となります。

霧島シリアルNO拡大

それでは戦艦榛名 お迎え頂く提督様を心よりお待ち申し上げまています。

次回作(いい加減に雪風~~) ご期待ください( ̄^ ̄)ゞ



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Posted by necogiji