PNGはCMYKカラーモードをサポートしていないって知りませんでした。
2021年11月12日無知は怖いです。今はやりのグッズを一個から作れるサービスを利用していますが、マグカップへの印刷に画像をアップするわけですが、アップ可能画像のカラーフォーマットが「PNGとJPG」の二種類を利用可能となっていました。
そしてカラーモードは「CMYK」であること。
この文言にながらく、騙されていました。PNGはWeb上で画像ファイルを扱うには最適です。そしてJPGは印刷するための原稿としてのファイルフォーマットとして最適です。
結論からいえばPNGはRGB形式、JPGはCMYK形式。もちろん、JPGはRBGも扱えるフォーマットです。こういう点が誤解をうむんだろうなとおもうのです。
JPGはファイルを保存するたびに劣化していく仕組みです。PNGはそのようなことはなく、かつ背景が透視(透明)にできるためWebサイトで画像と背景をくみあわせるデザインには最適です。
一方、紙媒体等への印刷はCMYK形式でなければなりません。
たしかにこの程度の知識は持ち合わせていましたが、CMYKモードのJPGかPNGの画像をアップしてと書いてあるわけですから。まして、illustratorでPNGでCMYKモードで保存できるようになっています。
これもややこしい。
このため、猫工艦中の人はマグカップ印刷の画像をillustratorでCMYKモードにしたPNGフォーマットの画像をつくってはマグカップを印刷依頼してました。
ですが、ただのグレーがきれいに印刷されない。赤、または青がかぶった青み、赤みがかった色合いになってしまうのです。

「なぜPNG形式でかつCMYKモードで保存したファイルを利用しているのに色味が違うのか」という疑問に長くとらわれていました。
そんなある日、illustratCMYKモードにしたPNGファイルを作成して、これをPhotoshopでよみこんだらillustratorとおなじCMYKの配合になっているかを確認してみると。
Photoshopで開いたillustratorでCMYKモードで保存したPNGファイルのグレーがillustratorで指定した色と違うことに(カラーピッカーで色のCMYKを確認)気が付いたのです。
そこで、JPGなら?と確認すると見事にIllustratorで指定したCMYKの分配になっていました。
これでJPGですがCMYKデータの作成が成ったわけです。即、マグカップ試作を発注したのは言うまでもありません。
