無料で使用できるAUTOCAD互換CAD、Solid Edge 2D Draftingをインストール+使用感の感想。

2024年2月23日CAD

Solid Edge 2D Drafting どんなCADだろう。

とりあえず、ダウンロードサイトからダウンロード~インサートまでを画像で追ってみましょう。

https://www.plm.automation.siemens.com/plmapp/education/solid-edge/en_us/free-software/free-2d-cad

個人情報入力が必要なのでこの点がネックでしょう。

猫工艦は猫工艦として登録しました(ようは同人サークル名=会社名として)

あと、画像2のチェックボックスをチェックしないと「ダウンロード」ボタンは有効にならないようです。1つ目は規約に従います風な文言です。2のみ日本語(サイトの翻訳機能にて)になったので意味は理解できます。

ここは会社名は猫工艦しました。モデリング規格はJISメートル法そのままです。

□英語をインストールはチェックをいれませんでした。インストール先はそのまま。

ライセンス~とオプション~の入力はしていません。

インストール中の画面1

完了画面。なお「完了」ボタンを押してから結構時間が経過します。

再起動を推奨しますということで再起動します。

起動してみました。

開くとこの画面です。3D?な画像もありますが、確かにSolid Edge 2D Drafting と画面にあるので2D専用とおもうのですが、とりあえず「新規作成」してみます。

「新規作成」ボタンを押すと、この画面が開きます。どうやらAUTOCAD系にはめずらしい画面枠を選択できるようです。

(AUTOCADには基本画面枠とか、縮尺という考え方がない=ものすごく重要です)

JIS Metric という名前のテンプレートを選択し新規作成します=新規作成ボタンを押す

テンプレート図面枠を拡大すると、A2サイズのようです。なるほど。使いやすいサイズと思います。

全体の画面をみてると、AUTOCADににていますね。いろいろ試して確認したいと思います。

ファイル保存・読み込みはdwg・dxfどちらも可能なのを確認しました。

ダイレクトモードと呼ばれる線を引くと長さ・角度の設定をリアルに設定できる点はdraftsightのスタンダード版にはないので便利です。 

ひさしぶりに軍艦旗を描いてみました。

軍艦旗はサイズに規定がありまして。参考に。

JW-CADで描いた軍艦旗です。

しかし、各種の操作をおこなってみましたが、ぞくにいうAUTOCAD互換機として有名どころ(draftsightのスタンダードはLT版レベルではあるが)に比較して、「もさっと」した感がいなめず、使用感はdraftsightのスタンダードにも劣るように思えます。

AUTOCAD互換でARESを使用した経験からいうと、Solid Edge 2D Draftingは図面を描くという点でいうとオブジェクトの選択や、各種コマンドの操作違いの幅が他互換CADにくらべ大きいというイメージです。

illustratorで描いた戦艦大和を

illustratorで描いた戦艦大和をAUTOCAD互換のSolid Edge 2D Drafting、LibreCAD、そしてNANOCAD、JW-CADに読み込ませる実験です。

これをDWGで「書き出し」してdraftsightに読み込ませてみました。

安定のdraftsightです。このdraftsightの最も良い点はJW-CADのDXF読み込み形式のR12テキストDXFの掃き出し、読み込みができる点です。

Solid Edge 2D Draftingでは、なかこのような表示に。どうやら3D空間に表示したイメージのようです。

Fusion360でみるXYZの三次元アイコン?のような表示があります。これはこれでここからどうすべきか悩むことろで、正直作画どころではないという感じです。マニュアル・参考サイトが少ないです。

draftsightはかつて無料バージョンがあっただけありそれなりに充実しておりかつAUTOCAD向けマニュアルの内容からおよそ動作・操作がかなり似ている点で理解できるのですがSolid Edge 2D Draftingはかなり苦しいです。

最後にJW-CADのようなフリーで使える開発者が集まって構築しているLibreCADにR12テキストDXFをよませてみると、ばっちり表示されました。なおLibreCADも操作方法がAUTOCAD準互換という感じでdraftsight、ARESには敵いません。

なお、開くはずのR12テキストDXFをJW-CADで開こうとすると「ファイルが見つかりません」と開くことすらできませんでした。これはシフトJIS等の問題かもしれませんが、時間の都合上JW-CAÐの件は保留とします。

最後に、NANOCADです。R12テキストDXFの戦艦大和データを開いてみました。

ここまできますと、AUTOCAD互換のSolid Edge 2D Drafting、LibreCAD、そしてNANOCAD、JW-CADとやってみましたが、AUTOCAD互換として使えるのは有料のdraftsightやARES等の永久版7万または3万台/年のサブスクバージョンでなければ実用(AUTOCAD互換使いとして)にならないと思わざるを得ませんでした。

無料バージョンで唯一、可能性を見出せるとしたら、現時点まだまだ問題の多いLibreCADかもしれません。Solid Edge 2D Draftingは動作が準互換・独自作法・動作がもさっとしている感じを受けるなどがあり現時点ではAUTOCAD互換機として使うには厳しいと感じています。これは3Dソフトとして使用されるものでしょう。将来に期待しておきます。

なおLibreCADに至っては、画面のコマンド等、日本語化はできているのですが作画時の図面フォントで当方では日本語フォントで作画できませんでした。英文・数字は問題ないのですが。

以上日曜日丸々一日を潰す価値があったかどうかは疑問ですが、実践してみた結果ということでご了承ください。

よろしければ応援よろしくお願いします。

—————————————————————————————————————

//// PR ///

————————————————————————————————————–

//// PR /// 弊工房オフィシャルネットショップ(BASE)です。ぜひご来店ください。

ここでは著者が運営しているミリタリー工房 猫・工・艦で展開しているグッズアイテムを紹介させていただきます。

https://necokoucan.thebase.in/

————————————————————————————————————–

過去記事は下記を参照ください。2013年からミリタリー同人活動を行っています。

サイトマップ | ミリタリーグッズ工房「猫・工・艦」 (necokoucan.com)

【ブログ記事一覧】 | ミリタリーグッズ工房「猫・工・艦」 (necokoucan.com)

ミリタリーランキング
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

CAD

Posted by necogiji