特型駆逐艦潮側面図で潮を語る

未分類,特型Ⅱ型

潮は特Ⅱ型の10番艦として1930年11月17日に進水した駆逐艦です。

特徴は吹雪型より主砲が進化した12.7センチ連装砲塔B型を装備していました。

駆逐艦 潮の諸元は下記の通りです。

主砲はB型ですがトラブル続きで、改造を重ね潮では後部は改造タイプ。前部艦橋前の主砲は追加改造タイプです。この為、形状に若干の違いがあります。また資料により、呼称が違っていて名称記載に苦労する部分です。

艦  名 特型ⅡA型(綾波型)駆逐艦「潮」(特Ⅱ型10番艦) 
排 水 量 基準:1,680t 公試:1,980t(計画値)
全  長 船体:118.5m 水線長:115.3m 全幅:10.36m
機  関 ロ号艦本式缶4基/艦本式タービン2基2軸 
最大速力 38.0ノット(計画値)/出力:50,000馬力
兵  装 3年式50口径12.7cm連装砲B型改造型3基(一番砲架のみ追加改修型)
(開戦時) 12年式61cm3連装魚雷発射管改1型3基、713mm単装機銃2基他
      81式爆雷投射機2基、爆雷投下軌道2基、他
同 型 艦 朧、曙、漣 (特Ⅱ型Aのみ、特型総計24隻)
主要戦歴 ミッドウェー島砲撃、スラバヤ沖海戦、珊瑚海海戦
造船:浦賀船渠 進水:昭和5年11月17日(1930年) 竣工:昭和6年11月14日
終戦時残存:昭和23年8月4日 解体終了

艦首主砲 3年式50口径12.7cm連装砲B型改造型追加改造タイプ

艦尾主砲 3年式50口径12.7cm連装砲B型改造型ただし、仰角75度から、55度に変更した改装タイプをさらに改装し特型の駆逐艦で、特型Ⅱ、Ⅲ型の後部甲板上に二砲塔装備された砲架がこのタイプです。このタイプの名称がはっきりしていません。初期B型を圧壊した事で55°の仰角に変更したタイプ。それでも強度が足りず追加砲架強化した追加改装型、これが、特型ⅡとⅢの後部甲板に装備された12.7センチ連装砲です。艦橋前甲板の一番砲は追加改装型を更に改装したタイプでこれは、改Ⅱ型と呼ばれています。追加改装型と型Ⅱ型の違いは照準口の形状変化と明り取り入れ窓が下のタイプは四角形から、改Ⅱ型は上の円形タイプに変更されています。この円形タイプは以後の駆逐艦主砲砲架である、C型、D型も円形の明り取り窓の蓋となっています。

艦首と艦尾の主砲はこのように違いがあります。

特型Ⅱは、Ⅰ型およびⅢ型と比較して構造物が複雑です。このあたりが特Ⅱ型の魅力となっています。

射撃式装置は、3砲塔一斉射撃可能な特Ⅲおよび白露型以降の駆逐艦に配備されていたタイプは無く旧式な射撃指揮方式で艦橋から伝声管を通じて音声で伝えた射撃諸元に基づき各砲塔の射撃要員の操作にて照準操作・射撃をおこなっていたと思われます。

本日はここまでです。すこしづつ加筆、ラインナップ増加をおこなっていきつつ、ミリタリー&ものつくりデザインな話題と2D、3D-CADについて記事を記述する予定です。

ではまた次回に。

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