Krita 5.0をごぞんじですか?Photoshop/PSDファイルを「読み/描き」できる互換ソフトです。

2024年2月23日CAD,Krita 5.0,グラフィック

Krita 5.0を知ったのは、AUTO-CADからの3Dデータをblenderで加工し、Krita 5.0等で仕上げるという3D精密グラフィック系の話題に触れたことでした。

実は、海外のCAD、グラフィック系のソフトをプログラミング言語によって制御し、自動描写する流れが流行っています。自動化というより工数削減でワンタッチで特定のコマンドを実行する感じな使い方がほとんどなのですが、なかには驚くほど高精度なグラフィック作画されている作家様もいらっしゃいます。

ところでAUTO-CADのDXFファイルからグラフィックな描写(よく耳にするのはパース図)を調べることになったヒントが、実は減築現場の仕事場での何気ない会話から知りえた情報でした。この情報は衝撃的で、3D化の沼にずぶりとはまった瞬間でした。

それは今年の1月末ごろ、現場の電気担当の担当様に「CADはAUTO-CAD系ですか?」と問い合わせたことでした。

その担当様は、「いえ。電気専門のCADでDXFは読み書きできます。でも、いま必要になってきているのが3Dを描けるCADなんです。国発注の建築物件を受注する場合、3Dデータによって図面検討ができるCAD・エンジニアがいることが2023年から必須となりました。」

凄い衝撃でした。

正直、この瞬間は神様から「すぐさま三次元画像作成のスキルをみにつけよ!」と言われたような感覚を受けたことを覚えています。そのくらい、衝撃的な内容でした。

このようにお話してもなにがすごいのかわからないと思います。簡単に説明すると、日本の建築においてCADといえば、無料のJW_CADが主流です。AUTO-CADを自在に使える人材は大手とその取引先の技術者くらいというのが日本の建築業界の実情です。ちなみに建築設計の設計士すら、AUTO-CADを使える方の比率はそう多くありません。逆に、電気・設備の担当エンジニアの方は大手と仕事するケースが(下請けとして)多くAUTOCAD互換系のCAD使いは多いです。

しかし、それらは2次元CADの世界です。三次元CADとなるとさらに少なく、機械系の設計エンジニアがシュアを占めており、建築系エンジニアで三次元CADを使える方のシェアはとても少ないのです。

ですがここで国の建築発注物件は三次元CADで画像を見ながら検討できる環境ができることが「必須」となっています。このため、いきなり全AUTO-CAD互換CADの各社、本丸であるオートデスク株式会社を始め、各三次元CADメーカが一斉に新製品等を市場リリースしてきています。金額もいきなり単価アップとなってしまいました。

それがなぜグラフィックソフトと関係するのかというと、DXF等の三次元データをblenderでレンダリングでリアルに表現した3D空間・建築物をグラフィックソフトに読み込める形式に変換し出力する方法でリアルティあふれる3D空間を作成するニーズが高まっているという話なのです。それはゲーミンググラフィックソフトのリアル空間で展開されるSF感あるれるグラフィックに匹敵します。

ここにいたって、CADのデータが、グラフィッククリエイターの手腕によってさらなるリアルティな作品に昇華するという時代といいますか、ニーズが発生しているのです。

ー関連記事ー

記事のご参考に。どうぞ。

ただし、その流れは国内でなく海外です。

そのなかで注目を浴びつつあるのが、「Krita 5.0」です。このソフト、ファイル形式がPhotoshop標準のPSDファイルを読み書きできます。たとえばグッズ屋にデザインを発注するときのテンプレートがPSD(Photoshop標準ファイル形式)だったりAI(illustrator標準ファイル形式)だったりするケースが多いと思います。それらPhotoshopや、illustratorをお持ちなら問題ありませんが、欲しくても持てない方もいらっしゃるでしょう。

Krita 5.0は「PSD」ファイルの読み書きができます。またPhotoshopの代わりとなる実力をもつグラフィックソフトとして進化してます。

Krita 5.0 マニュアルへようこそ! — Krita Manual 5.0.0 ドキュメント Krita 5.0公式マニュアル

本日はKrita 5.0のつかみの話でした。それではまたの機会に。

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