猫工艦グッズ新作・白雪(駆逐艦)をマグカップにしました。ミリタリーアイテムとして朝カフェの一時をお楽しみください。
朝の一時にカフェ。嗜む方はいかほどいらっしゃるでしょうか。
特にミリタリー好きな方は朝が早いと思います。そんな朝の一時を他の市で頂けるアイテムを作成しました。
特型駆逐艦 特Ⅰ駆逐艦 白雪 陶器製マグカップ(スズリにて製造発送)
Xでのポストもさせて頂きました。
マグカップデザインは下記を採用しています。
特型駆逐艦の特徴を余すことなく再現し、マグカップのスペースに描く難しさを克服した作品に仕上がっています。
特に艦首の形状が、ダブルカーブド・バウと呼ばれる複雑な二重曲線を描くラインで構成されている点です。また、艦首および喫水線から甲板に向かう側舷が、下から見上げると「花が開くようにひろがっていく」フレア構造の美しさです。また、吹雪型は船体断面図で見るとキールと呼ばれる竜骨から喫水線に向かって丸く膨らんでいき、喫水線過ぎたあたりでいったん萎み、さらに甲板に向かってまた膨らむという複雑な構造でした。
さすがに複雑すぎるのか、以降の駆逐艦は特型ほどのカーブを有していません。
しかしながら、特型の大型模型ではこの形状を再現してあり、実に見ごたえのある船体をもつ駆逐艦となっています。また写真でもその美しさが分かる写真もおおく、特型駆逐艦の鑑賞ポイントともいえる部分です。
そして、艦橋の構造が各艦で違いがあるようなのですが、詳細が非常にわかりにくいのです。写真が新造時と改装時の状態のいずれしか残っていないケースもあり判断が付きません。白雪の後の初雪の写真では、羅針盤艦橋とよばれる操舵室の鋼製天井(天幕とも)の上に2m測距儀があるブルワーク構造が、楕円形のタイプから、直線的な形状に変更になっているようにも見えるのです。また特Ⅱ型で採用された、開閉式鋼製壁(壁の部分を鋼製とし、それに除き窓が付いている構造で必要のない場合は下に倒して見通しをよくすることができる2形状を持つ構造物)があるよに思えます。
また、煙突の長さ(新造時から途中で雨水除去装置を煙突先端に取り付けた。一見帽子のようにも見える黒塗りの部分)も違うようですし、なかなか検証が難しい特型駆逐艦と言われる所以ですね。
なお、艦尾にはのちの駆逐艦に艦底面と船体外板の接合部分にナックルとよばれる形状を採用してます。これは朝潮型の時に記述したいと思います。
このブログでも船体形状や艦橋装備などの3D作画での解説も将来計画しています。お楽しみに。
次回をお楽しみに。
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