戦艦扶桑をじっくり眺められる長袖Tシャツのご紹介

2023年10月28日2023年11月23日

ここでは著者が運営しているミリタリー工房　猫・工・艦で展開しているグッズアイテムを紹介させていただきます。

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日本の戦艦の中で、別の意味で「特徴的」な艦艇が「扶桑型」戦艦です。超ド級型戦艦として大日本帝国海軍が金剛型の経験で得たノウハウで独自に設計・建造した初の超ド級戦艦となります。

しかしながら、36センチ連装砲塔6基のうち、二本の煙突間の中に2基の砲塔を設置する案は難しく問題の多い戦艦となり、扶桑型として4隻建造予定のうち、二隻を伊勢型として再度設計をやり直しすることになったのですが、扶桑型は山城が扶桑の経験を生かして中央二基の配置を変更する程度にとどめた設計で建造されています。

1戦艦の主砲36センチが12門という火力は魅力的でしたが扶桑・伊勢型以降は4基または3基の砲塔を要する設計の戦艦を建造しています。36センチ砲砲弾庫、ボイラー、重油庫、タービンの配置、そして装甲板と所狭しとなる配置ですから設計もしかり、施工も大変だったと想像できます。逆に言えばその複雑さ故に構造上の強度確保も難しく弾薬庫の防御が他の戦艦に比べ十分だったのかが謎です。

逆に、主砲口径が20センチクラスの巡洋艦では多砲塔形式の艦が多数竣工したことを見ると成功したと言えるでしょう。

戦歴としては、扶桑・山城の知名度を上げる一因となったスリガオ海峡海戦に参加したことです。

マリアナ沖海戦で大敗した連合艦隊は、残戦力すべてをレイテ方面作戦に投入し、連合艦隊の4艦隊による決戦に命運を賭けることになります。

この戦いは、著者のコミックマーケット参加時の薄い本に詳細を書いています。それらはまたの機会に紹介させて頂きたく存じます。

捷号作戦（しょうごうさくせん）は、第二次世界大戦中に日本陸海軍が計画した比島・台湾・本土方面で基地航空部隊によって敵を要撃する作戦[1]。決戦方面によって一号から四号まで定められ、アメリカ軍のレイテ島への進攻を受けて1944年10月18日に捷一号作戦が発動された。　　
引用元　捷号作戦 – Wikipedia

この戦いで、駆逐艦時雨を除く全艦船が沈没となり、扶桑・山城の運命がここで尽きます。しかしながら生存者の戦いは以後も続くことになります。

それでは引用ですが、扶桑の諸元を列記いたします。

建造所呉海軍工廠

艦種戦艦

級名扶桑型

起工 1912年3月11日

進水 1914年3月28日

竣工 1915年11月8日

最期 1944年10月25日

除籍 1945年8月31日

主要目

要目レイテ沖海戦時（1944年）

排水量基準：34,700t

公試：39,154t

全長 212.75m ←

全幅 33.08m ←

吃水 9.69m

主缶ロ号艦本式4基

同ハ号缶2基 ←

主機艦本式タービン4基4軸 ←

軸馬力 75,000shp※※ ←

速力 24.5ノット（計画）※※

航続距離 11,800海里/16ノット※※

燃料重油：5,100t

乗員 1,637名

主砲四一式35.6cm連装砲6基 ← ←

副砲四一式15.2cm単装砲同14門

高角砲 12.7cm連装砲4基 ←

機銃 25mm3連装8基 25mm連装16基同単装39挺

13mm単装10挺

魚雷なし ←

その他兵装 21号電探1基

22号2基

13号2基

装甲水線305mm 甲板100mm 主砲天蓋152mm

縦壁75mm

搭載機水偵3機カタパルト1基 ←
引用元　扶桑 (戦艦) – Wikipedia