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ある日、PCを起動したら、駅書モニターに画像が表示されず、「モニター信号の入力がありません」と表示された。
始まりは突銭に。
著者のPCはグラブGTX930というかなり古いスペックで、もともと2015年のモデルです。
たしかに、10年前の中古。いつマザーボードが故障する可能性も否めません。とくにコンデンサーと呼ばれる電子部品は個人的な過去の経験から恐怖さえ覚えます。これについては後述しますが。
まずは原因を探さねばなりません。
ですが、ほとんどのケースは「コネクターなどの接続部分の端子が空気に触れて酸化することで起きる絶縁状態が原因」です。
これはコネクターそのものの構造的欠陥からくるものです。先に説明した端子類が空気と触れて酸化(酸化膜と呼ばれる金属と酸素が結合することで錆のような絶縁膜を形成することがある)することで通電できないトラブルを引き起こすことです。ですので端子という端子、コネクターというコネクター、そしてCPUやメモリカードを搭載するソケットの端子に原因があります。
モニター系のトラブルはケーブル・コネクターを怪しめ
定番です。該当箇所のケーブルを抜き差して確認します。
ところが、まったく状況に変化がありません。
ということは、PC本体の可能性大です。
まれにモニター側自体の故障と考えられますが、他のPCに接続したら普通に映像が映し出されたのでPC本体の問題と切り分けできました。
PC本体の筐体蓋を取り外し、グラボ廻りの配線を抜き差し+マザーボードからグラフィックボードを抜き差しする
端子関連は、湿度によっては端子自身が空気との接触により空気に含まれる湿度がもたらす水分で端子自体がわずかに腐食することがあります。
これ自体は、ケーブル・コネクターの抜き差し、そしてグラフィックボードの抜き差しで解消することがあります。
しかし、今回は関係なかったようです。
PC内部のすべてのパーツに接続されるコネクターを抜き差しする
電源ユニットからマザーボードにいくケーブルのコネクタ
電源ユニットからSSDやDVDドライブなど各種外付けパーツへの電源ケーブルのコネクタ
マザーボードからの信号関連のケーブルのコネクタ
これらを抜き差しして、確認します。
PCマザーボード上のメモリカードのコネクターを抜き差しする
マザーボードにはメモリカードを2枚または4枚差し込めるソケット(コネクター)を持っています。そこに刺さったメモリーカードの端子が空気と触れて酸化することによって動作しなくなるケースがあります。
今回は、 メモリカードの接触不良でした。
ソケットから抜き差しすることで、酸化した絶縁膜がこすれて導通(電気が通る状態)になったことで解消しました。
じつは、最後に書かねばならないこれも実際に起こることを最後に記します。
最後はCPUをソケットから抜き差しする
まれに湿気の多い部屋ですとCPUのコネクタ端子部分が酸化して導通できない状態になると不可解なトラブルになります。ある機能が使えなかったり、特定のパーツの制御が出来ない動作しないことがあります。
CPUの端子は数百と剣山のように多数あり昔は針のようなピンが多数あり、まさしく「刺す」動作という言葉がぴったりでした。
このように端子の空気説独により、空気に含まれる水分により端子の金属(金だったりアルミだったり) が酸化して導通できない状態から回復させるには、物理的なコネクター、ソケットからの抜き差しすることで接点が復活します。
トラブルの原因の一つとして、端子の酸化がありえるとお考えください。他の方法で検査したが以上が無い場合、最後の手段としてかならず確認頂きたいと思います。
経年劣化によるPCのトラブルで面倒なのはパーツの劣化
上記は端子の酸化による不導通がトラブルの原因でしたが、次は物理的に経年劣化よりパーツが破損または爆発・破裂する危険性が存在します。
著者の古い記憶からご紹介する実際に起こったことです。
経年劣化によるパーツの破損

高校生の時代。(なにもかもなつかしい。。。)40年前になります。高校生は無線部に所属して無線で通信するアマチュア無線の資格を取得して、楽しんでいたわけですが、ある日部室にある現在はKenwoodの前身生のTRIO(トリオ)(なにもかもなつかしい。。。)の無線機があったのです。
40年前になります。高校生は無線部に所属して無線で通信する楽しんでいたわけですが、ある日部室にある現在はKenwoodの前身「トリオ」いうメーカがあります。そのトリオの3X0(X=数字のきおくがあいまいでネット調べると http://jr7ibw.com/catalog/TRIO_catalog_tube.html TX/TR310 が記憶のイメージに近い)という送信機と受信機が分かれたセパレートタイプの「真空管式送受信機」がありました。
ある日、部長が「この送受信の無線機に火を入れてみよう」と言い出したのです。
「火を入れる」この意味が通じる人は真空管を使った・見たことがある人がしる古い言葉で、電源を入れる(稼働させる)という意味で使われていました。この言葉が通じる人は、少なくなりました。
セパレートタイプですので、送信機と受信機を専用のプラグで接続し、マイクも接続。そして電源コードもコンセプトに接続。
そして、蕪城の「火を入れるよ」の言葉でスイッチON!
筐体の中に見える大きな真空管と大きな電解コンデンサーが並ぶ旧式機械。胸躍る瞬間でした。実は真空管自体は知っていましたが真空管が動作する=電極が光る このシーンを見たことがありませんでした。
始めてみる真空管のあたたかい電極から発せられる光。「美しい。かのリンドバーグがパリ上空を飛んだ時に呟いた、翼よ。あれがパリの灯だ。の台詞を思い出し、感慨深い面持ちでいたその時。
真空管の灯を筐体に顔を近づけて眺めていたその瞬間。
「ドカーン!」という爆音とともに、目の前は真っ白。。。
目には白い空間しか見えません。
そのとき、「あ。自分は爆発で死んだんだ」と思ったのです。しかし実際はそんなことは無く。
その次の瞬間に、部長の声。
「窓を開けろ。煙を外に出せ!」の言葉で生気を取り戻し、以後窓を開けるわ、煙を外に出すために大きなパネルで扇いだりと大慌てで事態の収拾に。
そして、おちついて爆発した無線機を分解してみると、真空管横にあった大きな電解コンデンサーが大きく破裂していました。
このタイプのコンデンサーは旧式の絶縁体を紙で、導体を薄いアルミで、中の絶縁部室として油?のような物体で浸した構造になっていました。
この紙が劣化し敗れてアルミと接触したことでショートして爆発したと考えられます。
事実覗き込んでいた自分の学生服の胸部分には、破裂した電解コンデンサーの内部の紙やアルミニウムがびっしりとこびりついてました。
これが胸だったからよかったものの顔部分、特に目の部分でしたら失明の危機だったかもしれませんでした。
コンデンサーが爆発する
そう。コンデンサーは爆発(破裂)する危険性があります。ただPC系のコンデンサーは容量の小ささゆえに、破裂しても実際は大したことがありません。
しかし実際に破裂したことがあります。NECのPC8001初代で「パン!」と音が鳴ったと思ったら、IC横のセラミックコンデンサ10μF程度が破裂していた経験もあります。
このように物理的に故障する危険性が電気製品に存在するのです。