QCADを語るなら、忘れちゃ困る「寸法線」の文字高さの設定を必ず行うこと!(じつはAUTOCAD互換系はすべてこの設定後にいじりましょう)&チュートリアル001

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なぜ。なぜなんだ。どうして寸法設定を解説してからCADの説明をしないのだ!!!

どうして、日本の解説系かつ、CAD系解説者が最初にやっていいないことに超絶疑問を持っている寸法文字の解説がないことに違和感をもたずにいられません。

わかってしまえば、当たり前すぎるのですがまったく初心者が「やってみたいこと」を理解して記述していない解説の多いこと。

CADで最初に書いてみたいのは、「図形の寸法線が描けた」ではありませんか? だってそれがCADだからです。

「AUTOCAD」ならびに「AUTOCAD互換系」でありえる(あるある初心者がへこむ事例)① 寸法文字が「初期設定時:2.5ミリ(mm)設定になっているを、見やすいサイズに変更する。

このレクチャー001では、この初期設定時の寸法文字が2.5ミリから、見やすいサイズに変更する方法です。

ちなみに、AUTOCADおよびAUTOCAD互換を謳うCADすべてに言える「問題」です。

「は?なにいってんの? これ、四角だろっっ」

ごもっともです。「四角ですね。見た目は」

実は、3本の線を長さを変えて表示+寸法線を書いているのです。

「ゴミつぶ?ではありません」

そうなんです。このゴミ粒が、「寸法数字」なんです。

「ゴミ粒でなければ、なんなんだ~~」はい。拡大してみましょう。10cmの場合の線と寸法線を拡大したのが下記画像です。

どうですか(>_<)

線の長さは100mmなので、10cmです。これに、寸法をつけて作画したモノです。ここまで拡大すると100ミリの線と、寸法線の「バランスが合っている」為に表示に違和感なくわかりやすいものになっています。

しかし、2.5ミリの寸法線文字高ですと、1000ミリ=1mとなると、図面ではゴミに見え、かつ四角形にみえてしまします。

ですので、描写したい図形に合わせて、寸法数字(文字)の高さを変更する必要があります。ここで覚えておくことが二つ。

  • 寸法線数字の文字高を基本設定で決めてしまう方法(寸法線を描くとすべて、ここで設定した文字高になる)
  • 寸法線単位(ひとつづつ)で寸法線高さを決めていく方法

以上の2つの方法があります。

①基本設定で、寸法線文字高を決めてしまう方法

設定画面は下記の場所にあります。

1・「メニュー」の行にある「編集」をクリックし、編集コマンドリストをひらくと「画面編集」がありマウスで選択します。

「P 画面設定」クリックすると開く画面を確認ください。

この画面で設定できるモノは

  • レイアウト
  • 一般
  • 印刷
  • 寸法

4つあります。これらは「AUTOCADならびにAUTOCAD互換CAD」すべてに同一の設定が可能になっています。

この理由は、DXFファイルにこれらの設定もプロパティとして含まれた画像ファイルDXFとして保存・開かれるからです。

「寸法設定」を確認・設定の方法」

寸法設定をクリックすると、右側のプロパティが表示されます。ここで重要なのは、「基準設定」ということでこれ以後にこのファイルで描く寸法線設定はすべてこの設定となるということです。

では、寸法線のプロパティを設定します。

① 右側の「ディスメイションスタイル」の下にレ点が付いているが「寸法線上の文字」となっています。これは寸法線に対しての表示の仕方を決めます。基本的にタテヨコ斜めの寸法線に「平行」に描くことになりますので、最初はここにレ点にチェックを入れます。(クリックて切り替わる)

② 「サイズ」には、先の問題の「テキストの高さ」があります。ここに文字高 2.5mmの設定がされています。この数字を大きくまたは、小さくして図面A1やA4のサイズに合わせた寸法数字の大きさに設定しておくのです。 

設定できる寸法線のプロパティに

  • テキスト高さ
  • 寸法線のオフセット
  • 寸法線のギャップ
  • 矢印のサイズ
  • 寸法線の増分
  • 倍率サイズ
  • 比率を維持 レ点で切り替え<-上記のサイズ等の比率を維持のON・OFF

〇比率を維持については、2.5mmの寸法線と、100mmの寸法線が比率ありとなっています。大小によって見栄えがかわりますので、図面単位でどう表示させたいかで選択ください。基本は「比率を維持あり」でよいと思います。

テキストの高さは、理解できると思いますが、寸法線のオフセットは「寸法線の足」が、寸法を取っている線からどれだけ離れているか?を表します。

矢印のサイズについては、オフセットと同じように、画面で確認しながら最適な値を決定してください。

倍率サイズは、寸法線の倍率設定ですが、ここでは省略します。

そのほかの設定は、省略します。(それぞれ試してみると理解は早いと思います)

では、「文字高さのサイズ」と「矢印のサイズ」変更してみます。

文字のサイズ(高さ)は、25ミリ。そして、寸法線の左右にある矢印のサイズも25ミリ 基本、文字高と矢印サイズは同じなのが見やすいと考えています。

ただ、1mは文字高を25ミリにしたので、みやすいですが、10cmの寸法線は同じ25ミリなのですが、図形が小さいので、タテ・ヨコの寸法文字が重なって見にくい。

このあたりの設定が、縮尺(実はAUTOCADには縮尺の考え方がありません!!)&図形サイズにおける寸法線の文字サイズの設定法かつ。。

初心者が”Hello AutoCad Word”の瞬間に躓く寸法線の数字が表示されない!問題の解決法です。

そして、サンプルとして、LibrecadもAUTOCAD互換ですので同一の設定があるのです。画面を参考に!

全体の雰囲気はAUTOCADぽいです。(ただし、当PC環境では寸法文字の表示が四角形で表示されてしまうため利用していません。)

開く「画面設定」の画面を確認ください。

AUTOCAD互換すべて似た設定があります。最初に操作するときにはこれを覚えておきましょう!

※ なお、寸法線プロパティの個別変更は「無料版」にした場合はプロパティの変更が出来ません。ここは有料版を購入するしかないようです。(無料版改造にはいくつかのDLL削除が必要で削除したDLLの中にその機能があるようです。しかし、ファイルを復活させるともちろん有料版となって15分で終了します。)

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Posted by necogiji